いこいの里にはうさちゃん(うさぎ)が常時30羽以上います。
彼らの面倒を見て世話をするのも寮生達の当番や作業で実践。
いつの時代にも、寮生達の中には「強きにおもね弱きを蹴落とす」ような不届き者が、ごく一部に必ず一定数存在しています。ハッキリ言ってしまうと承認欲求ばかり強い自己中心的わがままタイプ。彼らは概ね共通してこうしたか弱い動物に対してもほとんど興味を示しません。ほぼ幼少期の親子関係に起因するのですが、そうした傾向や性格を少しでも自覚し改善できるよう、「情操教育」と言いましょうか、弱きモノへの慈しみや思いやりですね。
まぁこの辺の話になると人格の根幹の部分ですからね~、一筋縄でいきません。実際にはそう簡単に変わるモノではありませんが、一人でも二人でも気付きを得て少しずつでも変わって欲しいと願いつつ、里では開設以来ず~っとうさちゃんを飼い続けています。元からこの辺に問題のない寮生にとっては、うさちゃん達は純粋な癒しにもなりますしね。
で、この日は11月21日、
うさ小屋を冬の厳しい寒さから守るために、農業ハウス用ビニールで囲う作業です。
食堂周りのテラスに施すのと同じです。
いくら毛皮を着ているうさちゃん達だって、真冬の冷たい風はさすがに寒いだろうしキツイよな~。
そんな「共感性」の有無や発達具合が、人間社会の中でもうまく人付き合いが出来るかどうか、周囲と上手に折り合って協調して生きていけるか、そうした力に繋がっていくのです。
まぁその為には、自分がその厳しさや辛さ、寒さを経験し知っている事が必要でもありますね。
だから
「飢えと寒さの経験」が
大事なのですよ。
薄っぺらな人間にならない為に。
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