蔵王いこいの里

\ 身内だけで悩まず、まず相談を /

沢庵作り?

ようやく12月入り、5日の画像です。

畑で育てた大量の大根を収穫し、漬物用は洗って干し寒風にさらして沢庵漬けにする作業の様子。
この日は干すまでの作業ですね。

漬物作りも、まぁたとえ出来たとしてもそれが仕事に直接つながる事は無いでしょうね~、残念ながら。
でもこの一連の流れの中で、例えば大根を傷つけずに収穫、運搬する事、丁寧にきれいに洗う事、大きさの近いものをスピーディーに揃える事、結び方を正しく理解し覚える事、脚立や梯子を正しく安全に使える事、そもそも干す機材や装置がない場所でどう工夫して干すのかを知る事、等々・・・、これら雑多な知識を知っているか、実践出来るか、経験しているかが、その後の実社会で役に立つ人間かそうでない人間かの一つの分かれ目になる事が多々あるモノです。小さな事の積み重ね、現実の世界とはそういうモノですね。

また知っている事、実践出来る事、経験している事が多ければ多い程、人間は自分に自信を持てるモノです。明確な根拠のある自信は、その人の次なる新たなチャレンジへの大きな原動力になります。(根拠のない自信を語るのはただの世間知らずか、妄想で自己を着飾り正当化する悪癖が身に付いた現実逃避人間かです。前者は要するに単なる無知無学や未成熟ですが、後者は引きこもりレベルで言うと結構危険な水域であり、演技でなく何の羞恥心もためらいもなく本気で妄想をペラペラと語るようだとかなり重症です。こうなると通常はもう家族では手に負えなくなりますから、思春期以降のみっともない妄想、空想はそうなる前に早い段階で完膚なきまでに叩き潰すべきですよ、問答無用で。)
だからいこいの里では、直接役に立つ立たないはさて置き、自分の身体を動かして経験出来る事は、実体験の積み重ねの為に寮生達に何でも経験させるのです。特に「飢えと寒さの経験」が何と言ってもオススメですよ~。彼らに概ね共通して欠けている「我慢」を身に付ける事が出来ますから。

こうした流れの中で「仕事」の仕組みやコツを学び、そこに付随する人間関係やコミュニケーション力などあらゆる要素が自然と要求される環境が里の作業現場にはあるのです。だから色々な意味でその寮生個々の本質がよ~く見えてくるし、向き合うべき課題もよ~くわかってくるのです。

地に足のついた現実的な取り組みを経ずして、人が前向きに大きく変わる事は無いのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました