蔵王いこいの里

\ 身内だけで悩まず、まず相談を /

ガチンコウド採り

今月中旬、蔵王の山深く、蔵王沢の源流付近まで行ってきました。
この時期恒例の「ウド採り」です。


冬には本場蔵王スキー場のゲレンデの一部となっている場所まで車で潜入。


全員準備が整えばいざ出発。


こんな感じでまずスキーのコースを30分程逆走。


すると「ユートピア」という素晴らしい名称のゲレンデ上部へ。


リフト降り場です。


快晴だと月山や鳥海山まで見える事もあります。
せっかくならこういう景色も楽しまないとね~。


スタッフは無理せずマイペースで。
なんだかんだ言って若者はやっぱり体力あるんですよね~。
でもそれは努力で獲得したものではなく、単に遺伝と年齢的なゆとり故にまだ残っているだけのモノ。

これ今のうちに鍛えておかないとね~、このスタッフさん達ぐらいの年齢になった時、間違いなく身動き取れなくなりますよ。


ってことで若者はとにかく身も心も鍛えるべし!
お次は登山道とまではいかない、散策用の遊歩道を40分程突き進みます。


5月から6月まで殆んど雨が降らなかったので、いつもなら水を湛えている沼もご覧の通りカラカラ。


それでも十分楽しめるだけの景色が周りにはあります。


ひたすら進むのみ!


分岐点は間違うとマズイので一旦全員集合。


道らしい道があるのはここまで。
ここから先は笹藪やら旧鉱山建物跡やら砂防ダムやら、とにかく行ける場所を探しながら進む・・・って感じです。


笹藪を下り終えて鉱山跡。
山の中に明らかに不自然な平地があるんです。


小休止後再出発。
ここから20分くらいか。


後ろに見えるのは蔵王山系の最高峰、熊野岳、1841m。
ここから砂防ダムの堰を3つ超えていきます。


こんな道なき道を進むしかないんです。
まさに人生そのものじゃないですか!


砂防ダムの堰はこんな感じ。


こうやって上ります。


見失って迷ってしまうので半分くらい上るまで待ちます。


と、なんとイキナリ昼のオニギリを喰らう風景に・・・。

この拠点到着からウド採取のシーンを1枚も撮っていなかったという大失態が判明!!
何という事でしょう。カメラマン、頼むよ~。

この日は天気も下り坂で早々に帰る必要があったので、この後はもう帰路につきました。

毎年このウド採りの様子は掲載していますので、採取風景を知りたい方は昨年や一昨年の投稿をご覧ください。すみません。


昨年はただ漫画を読みに来ただけの某寮生。
今年は多少採取したのでまぁヨシとしますか・・・。
でも山菜採りに漫画であれ小説であれ本は邪魔じゃね?


アップいりません。。。


はい、もう天気が心配なので早く下ります。


取れたウドを背負って、来た道をひたすら戻ります。


腰袋のままの移動は邪魔くさくてナカナカ大変なんですよ。


順番待ち


おいおい、前の人がまだいるのに、そんなに早く行ったら靴底のゴミやら何やらが前の人の頭に降ってくるぞ~。
何回説明しても話を聞いていないのか、こうやってとんちんかんな行動に繋がる事はまぁ日常茶飯事です。
致命的な危険に繋がらなければまぁ多少は目を瞑りますけど。
でもやっぱり「先行者の頭の上にゴミを降らせては申し訳ない」という思い遣りくらいは持って欲しいと思うんですよね~。
たぶんこういう事は一度自分が被害者というか痛い目に遭わないと気付かないモノなんですね。
コレも実体験の積み重ねによって初めて気付いたり理解出来るのです。


ひたすら下ります。


こういう藪の中は、先行者に近づき過ぎると、枝が弓となって反撃してきます。
経験して初めて分かる事でしょうね~。


んで、帰路唯一の上り。
ここからが笹藪の中で、まぁとにかくキツイんです。


わずか200m足らずなんですけどね、体力のない?私は心臓が飛び出しそうになります。


せっかく採れた山々の恵みを落とさないように気を付けて~。


ここはまだ視界があるだけマシな場所。
完全に藪の中に入ると、写真撮っても全然何が何だかわからない画像にしかならないんです。
それほど荷物を担いでのココの上りはガチンコでしんどいです。


一番の難所を上り終え、ホッと一息つく一行。
ここまでくればあとはひたすら下るのみ。
でも下りは下りで足に負荷がかかりナカナカ大変なんですよ。


とにかく呼吸を整えます。


恒例の集合写真。
ついさっきまで見えていた山の頂上がもう雲の中。
この後案の定雨が降り始めましたので早足で退却!


蔵王スキー場のコース(連絡コース)を下ります。
雪の上なら楽ちんなんですけどね~。


大幅に遅れなければ、もうペースはそれぞれでOK。


はい、間もなく駐車場に到着。
お疲れ様でした。

約6時間のウド採りトレッキング、今年も無事終了できました。


戻ってきてからも塩漬けの為の処理があります。


余分な側枝を切り落としたり、


固過ぎる部分を切り落としたり、


こうして同じ程度の大きさのもので揃えて樽に漬けていく訳です。
採って終わりじゃないですよ~という事です。

ちなみに周りの景色、分かります?
土砂降りです。早く帰って来て良かった・・・。


新芽は天ぷらで即日ご賞味。
帰路途中で採ってきたコシアブラも添えて。
今年最後の山菜天ぷらでしょうね~。

ん~、なんという贅沢。

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