蔵王いこいの里

経験を超える実力は身に付きません

ご無沙汰です。
1月はいつの間にか終わっておりました・・・。すみません。

冬は本当にドタバタと時間が過ぎ去っていきます。
本当にやる事がてんこ盛りな時期です。まぁ一年中そんな感じですけどね、ココは。

冬は除雪、雪降ろし、そしてスキーが主な活動になります。
体力ない寮生はすぐにボロが出ます。体力といっても、別に体育会系レベルを要求しているのではありません。ごく普通の日常生活を送る上で必要とされる筋力や持久力です。『精神的な体力』も含まれるかもしれませんね。

それらが足りていないと、すぐに疲れて動けなくなる、朝起きて来れなくなる、作業中でもいつの間にか居眠りをしてしまう(ココまでいくとまた別な問題を抱えているでしょうが・・・)など、到底社会人として職を得る、仕事を続ける事など出来る訳がありません。不登校にせよ引きこもりにせよ、その多くがこの体力的ハンデ(先天的ハンデではなく自ら招いた身体的弱点の事)を抱えています。長期間体を動かしていないのだから当然です。

疲れる、動けなくなる、起きれなくなる、それらの原因はこうした単純な所にあるにも拘らず、心がどうだの精神的に何だのとわざわざ問題を難しく複雑化させ、自らの努力で克服するのではなく必要でもない向精神薬に依存し続け不毛な時間を長いこと過ごしている若者も世の中に決して少なくない数存在しています。

『自分』の努力で『自分の心と身体』を鍛えて変えていくしかないんですけどね、本質的には。
厳しい事を言って強く逞しく育てる事がまるで『悪』であるかのように思われる世の中に変わりつつありますから、今の日本社会は。そんな考え方や育て方で人がまともに育つと思っているのか、私には不思議でなりません。
生物は脳ミソも身体も負荷をかけた分、経験の分しか成長できないモノですから、至極単純です。
その子の将来がどうなっても良いというなら別ですけどね。

ま、とにかくそういう事でいこいの里では特別に厳しく辛い事はやっていませんが、世の中で親に頼らず自立した生活を送り続けられる為に必要と思われる最低限の体力は身に付くよう活動しています。
寮生達皆が皆そんなに虚弱な訳ではないですけどね、ごく一部です。

で、この時期の活動はスキーが中心な訳ですが、SAJ(全日本スキー連盟)公認の級別テスト合格を目指した練習であったり、タイムレースにおいて寮生の中でトップを目指したりという練習の他に、大きなスキー大会の役員のお手伝いなんかも時に頼まれます。一応報酬も貰えるのでちょっとしたバイトです。


旗門審判やコース係といって、大会運営では絶対に欠かせない重要な役割。
コースの脇に20メートルおきくらいに豆粒のように待機しているのが寮生達。
こんな仕事のお手伝いに寮生達が出動するのです。まず他の自立支援施設では絶対にないでしょ。
人手不足ですから結構重宝されているし期待もされているんですよ、ウチは。

本当はこんな良い天気でなく猛吹雪に晒されながら『飢えと寒さの経験』をして欲しかったんですけどね、またそれは次回以降に期待して・・・。


早朝から出動して、コースのセット(ポールセット)も手伝ったりします。
しかし本当に良い天気でしたね、この時は。
これはライザスキー場ででのFIS(国際スキー連盟)公認のSL大会、1月の最後の週末土日。

その前には山形の国体予選や県選手権のコース係もやって来ました、蔵王スキー場で。

これがその時の様子。
これが普通の蔵王、というかスキーの大会時の天気はだいたいこんなもんです。
ちなみに気温はマイナス10度ほど。
やっぱりこういう厳しく辛い世界を経験しないと人は強くなれませんヨ。

こうした辛い、寒い、厳しい、疲れる・・・そんな時間を乗り越えるからこそ、終えた時の充実感や達成感がより強く感じられるのです。そしてそこにやりがいや報酬のありがたみを知る事が出来るのです。

そんな訳で、今後も決して生ヌルイだけの活動はウチではやりません。
楽しい事も遊びもありますけどね。
表面的に自立出来たように見せかけて、また時間が経って元に戻ってしまうようなメッキ塗装の自立支援はウチではやってませんので・・・。

受容と共感ばかりのあま~くてやさし~いだけの対応もしません。
現実を認識せずして真の自立は有り得ません。

ココは『実践団体』であり『実践の現場』なのです。

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