蔵王いこいの里

変わる寮生

フェイスブックにばかり投稿し、こちらの更新がさっぱり手付かずになっておりますが、久々に嬉しい出来事がありましたのでこちらにUPします。

いこいの里へ来て2年半ほどになるとある寮生。
入寮までの経緯は長くなるし少々公に出来ない事も多いので端折りますが、まぁ決して軽くはない様々なものを抱えて20歳でやってきました。ここへ来てからもまたまたお伝え出来ないような様々な事も多々やってきてくれた彼ですが、先月ひょんなことからお隣のスキー場、夏はレストランと釣り堀をやっている事業所の社長さんから「君は笑顔が素敵だなぁ、夏の忙しい時期にウチでバイトしてみないか?」と声をかけてくださり、おととい土曜日から基本週末のみ仕事をさせてもらえることになりました。

で、その彼がバイトに行けるようになったからなのか、それは全く関係ないのかは不明ですが、初仕事2日前の木曜日の日記に書いてきた内容が、なかなか泣かせてくれるような内容だったのでコレはぜひとも皆さんにお伝えするべきものと思い、本人の了解も得たので以下にその日記を原文のままで転記します。

『最近、気がついたことが2つあります。1つは、気持ちがポジティブになっていることです。毎日、1つ1つ小さな幸福を積み重ねていこう、という気持ちが芽生えてきました。こんな気持ちは精神科入院時代や他施設に居た時には考えられない心情です。これも理事長や智恵さんのおかげです。ありがとうございます。

 もう一つは、過去を振り返ることがゼロではないですが、かなり少なくなったことです。それよりも「これからの人生」をどうしていこうかと、思考が未来へとベクトルが向くようになっていることに気がつきました。そのおかげなのか、親とけんかすることがなくなりました。他施設時代は「ゴミ親」とか「親のせいで自分はこうなった」と思い込んでいて、親と電話でケンカばかりしていました。しかし、最近は、電話だけでなく、手紙でも親と仲良く話し合えるようになっていました。親に近況報告したり、最近読んだ本について教え合ったりと仲良く話せています。今は、昔のように親を責めたりすることは一切なくなっているので、それは自分の成長だと感じていて、とても嬉しいです。このことも、自分自身の「危険な思考」を元の「正規のルート」へと思考を少しずつ変えるように、理事長や智恵さんからアドバイスして頂いたことを聞いてきたからだと思います。

 私は、ここに来て、2年と5か月が経過していて、KくんやSくんに比べれば、私の成長速度はかなり遅い方だとは思いますけれども、私は、ここ蔵王に来て過ごした日々は、1日たりとも無駄ではなかったと実感しています。何故なら智恵さんや理事長が私に言って下さるアドバイスは全て「私のため」を思って言ってくれている言葉であると実感していますし、何より私自身が、ここに来た当初の「ヤバイ人間」から、「普通の人間」へと成長できていることがその証拠だと思います。

 最近、ブラックコーヒーがとてもおいしく感じるようになりました。これも大人へと成長した証なのかな?(笑)』

こうした気持ちに至るまでの時間は人それぞれ千差万別ですし、これで彼が完璧に仕上がった訳でもありません。正直まだまだ変えていくべき思考や言動は枚挙に暇がありません。むしろ日常生活での課題は現寮生の中でもかなり多い方。しかし、本人も書いている通り、それまでの彼と比較すれば別人の様に大きく成長してきた一つの証であることも間違いありません。
歩みは決して早くはないけれど、確実に変化、成長してくれる寮生、私にとってもこれ以上の喜びはないものです。

取り敢えずバイト2日目となった昨日の仕事の様子、授業参観に行く親の気分で潜入し撮ってきました絵文字:笑顔

まだ2日間だけですが、取り急ぎ出だしは悪くなかったようで、誰からも怒られることもなく、社長さんからも褒めてもらえたと、疲れた顔しながらも嬉しそうに語ってくれました。

これに天狗にならず驕らず適度な緊張感と謙虚さを忘れず、経験を積み自信を身に付け、そこからその他の言動も徐々に軌道修正し、どの地域でどの仕事についても通用するようないっぱしの大人に成長してくれることを期待しているよ、Ⅰくん。

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