大変ご無沙汰しております。毎度毎度こんなご挨拶からでスミマセン。
余りにも昔の出来事で少々白けるかも知れませんが、6月ウド採りの続きを画像中心にUPして参ります。
例年だと雪渓が残っていてもっと楽に歩けるものなんですけどね・・・。
今年は登るのに少々難儀しましたね。
でもそれもまた良い経験、ソレもというか、それが良い経験ですね。
世の中なんていうのは、大概は自分の思い通りにならぬ事ばかり。その壁や困難をどう自分の力で乗り越え問題を解決していくか・・・、それがまさに『生きる力』であり、言ってみればそれが人の人生そのものみたいなもんですから。こういう苦行はその人生の縮図みたいなものです。
実際にこうした環境を上手に乗り越えられる力を持つ人と、社会の中で柔軟に立ち振る舞える力を持つ人、非常に相関関係というか親和性がありますよ。
こうした鉄梯子があるととても楽に登れます。
そんなこんなでようやく拠点に到着し・・・、
『これがウド』と説明。
まずウドと他の野草とを見分ける力、
ウドの中でも取るべき大きさの範囲、太さ、部位など・・・、
それほど難しいものではありませんが、一通り説明。
一度の説明では怪しいので、聞いてなかったアンポンタンの為にも現物を見せながら実践含めて2度3度と説明。
これくらいやらないと、全く違う野草を必死こいて採ってきたり、巨大化し過ぎて固くて全く使いものにならない、まさにウドの大木を採ってくるツワモノも時に現れます。まぁ今回はそこまでのトンチンカンは幸いいませんでしたね、相変わらず話を聞いていなくて集合時間に大幅に遅れたスットコドッコイは居ましたけど・・・。
あと結構な傾斜の上り下りするので、滑落や落石など様々な危険が潜んでいる事もミッチリ注意説明し、いざ採取開始です。
ソコソコ採ってますが・・・、私に言われたモノばかりじゃなく自分で探し見つけたものも採りましょうね。
金原さん、さすが枯草の根元を辿るというウド採りのコツを知っています。
顔隠す暇があったらジャンジャン採りなさいって。自分で思うほど誰もあなたの事注目していないから
はい、こんな崖を制覇するのです。
その雪渓、中心付近は落とし穴に化けるぞ!
こういう傾斜です。厳しくて難しくて他人が行かない(行けない)ような苦労と危険の多い場所にこそ、良いモノが待ち構えているものです。現実社会や人生と同じですね~。
50度ほどの斜度ですかね、川面からほんの3m程の位置ですが、足場ユルいし脚掛ける場所もないし、手が届きそうで意外と採れない場所も結構あります。ずり落ち始めたら結構危険です。
山口さん、山菜採りになると誰よりも燃え上がります
小休止?
崖で腰袋に入りきらないモノはこうして下にぶん投げて後で回収します。
私のも入りきらないので、全く採っていない寮生に持たせます。
まだ時間はあるぞ???
おまえさぁ、さっきからずっとそこに居ね~か?ハイエナ戦法???
こうしてきれいに詰め直します。
おぉ~、かつては崖にへばりついてずり落ちるだけでロクに崖を上れなかったキミが、今じゃ誰よりも上に登り一番多く採ってきているじゃないの。人間って変われるもんですね~。
ん~、腰籠が空って、どういう事かな~???
ボチボチ時間なので拠点へ戻ります。
大概ケガや事故が起きるのは下りです。十分気を付けて。
そうそう、岩石は滑るし、雪渓もどこで落ちるかわからないからね。
下りながらも見落としが無いか、確認しながらです。
で、拠点到着後は昼食。
ここで食べるオニギリの何とウマいこと美味い事!
精一杯体を動かして苦労して目標を達成した後で、しかもこんな大自然の中で食う飯ほどウマいものはこの世にありませんね。
至福の一時です。
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