蔵王いこいの里

卒寮生来山

先日の日曜日の事。

9月末で卒寮した青年が里へ顔出し&近況報告に来てくれました絵文字:笑顔

関東の某県から来て1年半ほど里へ在籍し、9月でめでたく卒寮となった訳ですが、そこに至るまでの軌跡はそう容易いものではありませんでした。今年の4月に山形市内での仕事を決め通い始めたのですが、仕事内容がどうしても自分に合わなかったらしく1か月足らずで辞めてしまった彼。両親としては、そんな理由で簡単に仕事を辞めるその甘い考えが許せなかったようで、激しく落胆していました・・・。その気持ちはよ~くわかります。
でも仕事に合う合わないは確かにありますからね~。私は彼がこの仕事を選ぶと聞いた時に、『続けられるかな???』という不安はありつつも、まぁ失敗するのも経験だと思い本人の望むままにやらせてみた訳でした。

その後しばらく里での作業に再度邁進し、家族とも本音で意見をぶつけ合う修羅場を乗り越え(ココが重要!)、7月中旬に上山市内の企業に採用されたのでした。

修羅場!の際に両親と交わした約束、
1・最低2か月は里から仕事に通う事(ちょっと短すぎますが頑固な本人の姿勢に親が妥協した)
2・その後は市内にアパートを借りて一人立ちする事
3・卒寮後半年間は月一で里に顔を出す事
のうちの1の約束をしっかり守り、10月から山形市内で晴れて一人暮らしを始めたという訳です。

肝心の仕事は極めて順調との事。表情も穏やかで、入寮当初の険しい顔とはまるで別人。
人は物事がうまく回転し始めると見た目もこれ程劇的に変わるんですね~。

本当は10月に一度来るべきだったんですが、まぁ嫌々ながらも今回しっかり顔を出しに来たという事で良しとしましょう。

とにかく頑固で堅物で不器用で人との関わり合いを敬遠し何でも独断で決めてしまう、少々、いやかなり融通の効かない青年であり入寮時も在籍中も色々ありましたけど(特に入寮時は公表できない程の大騒動!)、でも人一倍クソまじめで絶対に小狡い事はしないのがこの彼の良いところ。人として信用できる訳です。
そんな彼の性格をみて、この企業ならどうだろうか・・・という私の提案に彼が(珍しく)素直に乗ってみた結果、今この状態に至っている訳です。
『素直』って大事ですね~。コレが持てる人は著しく成長変化出来るんです、ホントに。

まぁ今の仕事を始めてまだ4か月チョイですが、ここまで続けられ、尚且つ本人も仕事に対して前向きに取り組めているとの事なので、まずもう大丈夫ではないでしょうかね。

両親との約束がもう一つ
4・地元へ戻る事はあっても親との同居は許さない(つまり自宅に入れない)
コレですよコレ。

結局ココが緩くなってしまうと、また自分にも両親にも甘えられる環境が出来てしまいますからね~。
本人としては何が何でも自分の力で生きていくしかない環境がようやく整ったのですよ。
これら約束事の内容も話し合いの中で我々がご両親にそう覚悟を決めてもらったんですけどね。
内容は当事者の状況によりもちろんケースバイケースになりますが。

コレをしっかり本人に伝え実行できる親御さんだと我々も非常に心強いというか安心できる訳です。
昔は18過ぎたらとっとと家を出ろ!!! が当たり前だったんですけどね。
だから嫌でも自分の力で生きていくしかない。

そこまでシビアに接するのは今の時代もはや無理かもしれませんが、でもいずれどこかで親も覚悟を決めて本気で我が子と対峙しなければならない時が来るのです。個々の能力にも因りますが、それは5年も10年も引きこもったり親の脛かじってプラプラと適当な生活を続けた後では無理な話になってしまいます。だから早く行動に移さねばならぬのです。
30過ぎまで継続した仕事を何もせずに来たら、この事例の様なゴールは望めないでしょう。ゴールのレベルを下げて考える必要があります。

腹を括って覚悟を決めて行動し我が子と本気、本音でぶつかり合ったこちらのご両親、本当に立派でした。
親が覚悟を決めれば子供はことほど左様に変わっていくものなんですよ絵文字:笑顔

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