蔵王いこいの里

\ 身内だけで悩まず、まず相談を /

なぜひきこもりは仕事が続かない?理由とおすすめの仕事を紹介!

「引きこもりをやめて仕事を始めたけれど、仕事が続かなくて困っている」

「どうすれば仕事が続けられるのかを知りたい」

「引きこもりだった自分に続けやすい仕事には何があるのかを知りたい」

この記事はそんな方に向けて書かれています。

引きこもりをやめて仕事をしていく上でどうすれば仕事を続けられるようになるのか、続けやすい仕事にはどんなものがあるのかについて紹介していきます。

引きこもりから仕事をするという行動をした、もしくは行動しようとしている、それだけでも素晴らしいことです。そこからもう一歩前に進んで、長く仕事ができるようになる助けにこの記事がなれば幸いです。

なぜ引きこもりは仕事が続かないのか?その理由

引きこもりをやめて仕事を始めたけれど仕事が続かなくて困っている。そんな方に向けて、ここからは引きこもりがなぜ仕事が続かないのか、その理由について説明していきます。

コミュニケーションが苦手

引きこもりの人には、感情や考えを表に出したり、人とコミュニケーションをとるのが苦手な人が多いです。そのことが、職場で自分の意思をうまく伝えられずにストレスとなって仕事をやめてしまい、仕事が続かない原因になります。

精神疾患がある

仕事が続かない原因として、精神疾患が隠れている可能性があります。例えば、発達障害の「ADHD(注意欠如・多動症)」と「ASD(自閉スペクトラム症)」の可能性が考えられます。ADHDの人では「仕事でミスが多い」「約束を忘れてしまう」、ASDの人では「仕事のやり方を変えない」「人の話を聞こうとしない」ことが原因となって職場でトラブルを起こしてしまい仕事が続かない原因になります。

引きこもりが仕事を続けるためのポイント3つ

では、引きこもりの方が仕事を続けていくためにはどのようにすればいいのでしょうか。引きこもりの方でも仕事を続けていくためのポイントをお伝えします。

01.コミュニケーション能力を磨く

コミュニケーションを上手くとるということの基本は、「上手く話す」ということではなく、「相手の話を聞く」ということです。「相手の話を聞く」ためのポイントには、相づちを上手くうって話を聞くこと、相手の話に誠実に関心を持つこと、話の内容にまずは共感することがあります。

02.自分の特性を理解して対処する

仕事を続けていくためには、自分の特性を理解して対処することが大切です。例えば、発達障害であれば、障害の特性をよく理解し、職場に伝える。または自分で特性にあった対策を考えたり、自分の性格に合わせて、どう仕事に取り組めばいいかということを考えます。自己理解を進めることが、仕事を長続きさせることに繋がります。

03.福祉サービスを活用する

自分だけで頑張ろうと思っても、どうしてもうまくいかなかったという方は、福祉サービスの活用も考えましょう。例えば就労継続支援A型、B型、就労以降支援といった施設は、まだ普通に就職が難しいという場合にステップアップとして使うことができます。また、就職後は、就労定着支援サービスといって、就職後のサポートをしてくれるサービスもあります。利用には一定の条件がありますので、まずは地域の福祉課などにご相談するといいでしょう。

発達障害や就労に関して、さらに詳しく知りたい方は、下記の参考サイトをご覧ください。

参考サイト:厚生労働省「精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座」

発達障害の特性(代表例)|厚生労働省
精神・発達障害についての正しい知識と理解を持って、温かく見守り、支援する応援者となっていただけるよう、精神・発達障害のある方と共に働く上での基本的なポイントについて学ぶことができます。

NHK「大人の発達障害」発達障害を生き抜くために 職場での知恵と工夫

職場での知恵と工夫|発達障害を生き抜くために - 大人の発達障害|NHK福祉ポータル ハートネット
大人になって初めて自分に「発達障害」があ...

・厚生労働省「障害者の就労支援対策の状況」障害者に対する就労支援

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html

引きこもりでも続けやいおすすめの仕事8選

長いこと引きこもり状態だと、どういう仕事をすればいいのかわからないという方も多いと思います。そこで、引きこもりの方でも続けやすいおすすめの仕事をまとめました。

1.プログラマー

プログラマーの仕事はコンピューターを動かす「プログラミング言語」を使ってシステムやアプリケーションを作ることです。よく使われるプログラミング言語は10種類ほどあり習得するには時間がかかりますが、パソコンを使って在宅で仕事ができる仕事です。オンライン学習サービスやオンラインスクールも充実しているので独学で学習が可能です。

2.ライティング

ライティングは文章を書く仕事です。キャッチコピーを考えるコピーライティング、広告などの文書を考えるセールスライティング、ブログなどで使えるSEOライティングなど、様々な仕事があります。普段から文章を書いたり考えるのが好きという方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

3.動画編集

動画編集の仕事は、クライアントの指示に基づいて、映像をパソコンでカットしたりつなぎ合わせて編集したり、BGMや効果音をいれる仕事になります。動画編集ソフトやPCなどを用意する必要がありますが、スクールなども充実しており、取り組みやすい仕事となっています。

4.警備員

警備員の仕事は一人で行う場合が多く、コミュニケーションが苦手な人でも働きやすい職場です。経験不問なことも多いので採用されやすい仕事です。野外などでの仕事が多いので体力が必要となりますが、まずは外出の訓練をしたいという場合にはぴったりの仕事です。

5.清掃員

清掃員の仕事は、ビルなどの建物やホテルの客室、公共交通機関など様々な場所を清掃する仕事です。一人で行うことが多く仕事内容的にコミュニケーション能力があまり求められません。清掃に関する国家資格(ビルクリーニング技能士、建築物環境衛生管理技術者など)があるので専門性を高めていくことが可能です。

6.工場の作業員

工場の作業員の仕事は作業中の会話を禁止されていることが多いためコミュニケーションをとる必要があまりありません。作業はマニュアル化されている事が多いので未経験の人でも働きやすい仕事です。

7.農業

農業は、種まきや収穫、出荷など様々な作業があるので自分にあった作業を見つけやすい仕事です。また、農作物の成長を見られるので達成感のある仕事でもあります。

8.介護

人手不足が深刻なため未経験でも採用されやすい仕事です。ただし、介護の仕事はシフト制で、利用者の介助を行うので体力が必要とされます。一方で、働きながら国家資格である「介護福祉士」を取得することが可能なので、専門性を高めることが出来ます。

無理に仕事をゴールにしなくて良い

仕事をしなければならないと追い詰められているかもしれません。しかし、いったんその考えを手放してみましょう。

「成功すれば幸せになるのではなく、むしろ幸せな人が成功する」という考え方があります(ハーバート大学の心理学者のショーン・エイカー)。仕事や健康、創造性などの多くの文脈で、「成功と幸福は相互関係にある」ということです。幸せに感じることで、自己受容が起こり自己肯定感が高まっていくことで他者とつながっていき、最終的に成功すること(仕事を続けられる)に繋がるという考え方です。

この考え方からも分かるように(仕事をすることが成功という訳ではけっしてありませんが)、まずは自分が幸せだと感じることが、とても大切なことです。そのために自分の趣味や好きなことを楽しんで幸せだと感じられる時間を大切にしましょう。

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