蔵王いこいの里

緊急ヘルパー

理事長のひとり言

一昨日木曜日、里から徒歩8分の「猿倉イベントパーク」なるグラウンドにおいて、「来週からどこぞの企業主催のソフトボール大会を開催するからその会場準備の必要が有り、人手が欲しいから手伝ってくれ!」といきなり要請が・・・。

水田や畑の作業がいくらでもあるので(しかも天気も良く絶好の農作業日和!)、こういう突然の要請は少々困るのですが、まぁ地域や地元行政との繋がりも大事ですからね~、致し方ありません。

依頼内容はソフトボール場のフェンスとなるネットの設置。
少年野球の試合や大会の度に、毎回保護者が早朝からグラウンド設営しているのと同じような作業です。

とは言え寮生達がそんな経験あるはずもなく、完成図をイメージする事も苦手な彼ら。
いくら人手はあってもこちらから細やかに指示を出さねば、ただただ広いグラウンドで右往左往するだけのカオス状態になります。

鉄製支柱を差し込みネットを掛けていくだけです、基本的には。

30センチ程支柱を地面に差すのですが、穴を外さない器用さと集中力と筋力と気合いが結構必要、ほとんどの寮生達は、浅い穴だらけになったり、突いても突いても深く差せなかったり・・・、仕舞には中途半端なまま放置し途中で投げ出しよって結局私がやり直すことに・・・。

不器用さとか筋力不足とか、こういう場面でも見事にその適応力の差が出ます。
でもこれらも経験する事が大切。世の中はやってみて初めて分かる事が沢山ありますね。

「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」
連合艦隊司令長官、山元五十六のあまりにも有名な言葉ですね。
人を育てる際の基本的な理念は、この言葉で全て表現できるのではないかと私は思いますよ。

問題はそれを1回で覚えられるか、何度やっても身に付かないか・・・、その差。
持って生まれた能力の差にもなってしまいますが、この差はそのまま人間関係の構築能力や仕事の習熟速度という要素に直結するのです。

センター付近までは良かったのですが、ライト側へ向かうにつれて地面が固く支柱が刺さらない。私の筋力と気合いをもってしても差せない、そこでハンマーを数本を持ってきて対応。少々手首が疲れましたが、何とか差せるように。
これも様々な道具の知識や経験があるからこそ適応できる事ですね。

ネットをしっかり張った状態で美しく掛けていきます。
しっかり指示を聞き内容を正確に理解している者はナカナカ綺麗に仕上げていきます。
が、中には全然話を聞いていないのか理解出来ていないのか、周囲と全く違うやり方で歪な形を作るトンチンカン寮生も。
それじゃぁ仕事場では使いものになりまへんなぁ~・・・。

はい、こんな感じで完成です。

こうして日々の作業一つとっても、里の日常は良い学びの経験の連続です。
毎日の様にこうした経験を積み重ね成長するいこいの里の寮生と、週一の通院やカウンセリング、なんだかよくわからない座学や面接練習にばかり励んでいる者、或いはそんな行動すらなく毎日メディア漬けの不毛な時間を使い方をするだけの者、いずれがより職場や社会に適応できる力が身に付くか、まぁ比較するまでもありませんね。

実体験に勝る人間成長の機会はありませんって。

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